情報基盤の安定運用のためにユーザができること
December 07, 2021

情報基盤の安定運用のためにユーザができること

このページでは、情報基盤の安定運用のためにユーザができることを紹介します。

クリックは一回で十分

NUCT等のサーバへは、手元のPCやタブレットから接続されます。この接続は、パケットと呼ばれるデータの塊によって行われます。パケットはPCやタブレットから送られ、NUCT等のサーバに届きます。届いたパケットの中身(データ)に応じてサーバは様々な処理を行います。

ここで、パケットがうまくサーバに届かなかったとき、あるいはパケットにエラーが発生したときには、パケットは自動的にもう一度送られるようになっています(再送)。このため、NUCT等のサーバが直ぐに反応しない場合でも、パケットは再送されますので、何度もクリック(パケットを再び送る)する必要はありません。クリックせずとも、自動的に再送されますので、決して、ゲームのように連打する必要はありません。しばらく待って、それでも反応しなかった場合にのみ、もう一度クリックしてください。

また、サーバでも適切にパケットを処理する機能をもっています。たとえて言うならば、レジに順番に並ぶような機能です。サーバに到着するパケットは、一端、列に並んでもらい、順番に処理されます。この列は十分な長さがありますので、一度にたくさんのパケットが到着しても問題ありません。

このように、パケットを送る側、パケットを受け取る側の双方に適切に処理する機能を備えていますので、慌てて何度もクリックする必要はありません。

仮に連打した場合、同じデータのパケットを大量にサーバに送ることになります。先の例ですとレジに多くの人が並ぶようになり、しまいには列が溢れてしまう状況になってしまいます。この状況では、いたずらにサーバの処理を増やすことになり、結果として処理が追いつかず、最終的にはサーバがダウンしてしまいます。また、自身のブラウザの処理もおかしくなる場合がありますので、クリックの連打は止めてください。

容量の大きな教材のダウンロードはネットワークの空いている時間に

容量の大きなファイルのダウンロードも注意が必要です。容量の大きなファイルは、ダウンロードが完了するまにで時間がかかります。ダウロードに時間がかかるとうことは、サーバの処理にも時間がかかります。先に述べたように、サーバは順番に到着したパケットに応じて処理を行いますが、この処理に時間がかかると列に並んでいるパケットが停滞することになり、結果として、パケットが溢れてしまいます。

講義開始直前などはアクセスが集中しますので、ダウンロードはネットワークが混んでいないときに行って下さい。